RESEARCH REPORTリサーチレポート

UPDATE2026.01.08

2025年度「宿泊施設における地域内調達状況に関する調査」の結果

 2025年8月6日(水)~10月31日(金)に実施した「宿泊施設における地域内調達状況に関する調査」の結果をご報告します。

調査概要

実施期間:2025年8月6日(水)~10月31日(金)
対象:豊岡市の各観光協会のWebサイトに掲載されている宿泊施設(193件、2025年8月6日時点)
収集方法:FAX、メール、電話での聞き取り
調査内容:食材の仕入れ先(米、肉、野菜、魚介類、果物、酒類) および、所在地別従業員の構成比について、「豊岡市内」、「但馬地域(豊岡市を除く)」、「県内(左記を除く)」、「京丹後市」、「国内(左記を除く)」、「海外」、「取り扱っていない」の選択肢から、それぞれあてはまる割合の回答を求めました。なお、「所在地別従業員の構成比」では、「海外」と「取り扱っていない」を除いています。

回答数

 回答数120件(うち有効回答数112件)が得られました。(表1)

※出石は、但馬國出石観光協会のWebサイトに宿泊施設の掲載が無いため、対象から外しています。

食材の地域内調達率

 豊岡市内で仕入れている米の調達率が79.7%、昨年から1.85pt 低下しました。市内の調達率が昨年から低下した施設にヒアリングをしたところ、一部で「米不足の影響により、市内からの仕入れが難しくなった」という声があがりました(グラフ1)。

 米以外の品目については、市内からの仕入れがそれぞれ昨年を6~8pt 上昇、特に果物は、12.0pt 上昇し、最も高い伸びとなりました(グラフ2~6)。

 また、全品目の仕入れ先割合は、市内が76.0%と昨年から6.77pt 上昇しました(グラフ7)。

 他地域との比較では、京都府の宿泊業の府内生産率(68.4%※)、岡山市の宿泊業の市内生産率(49.1%※)を大きく上回っており、観光を通じて地域食材の活用が進んでいることがわかります。(※京都府および岡山市2015年産業連関表参照)

居住地別従業員の構成比

 豊岡市在住の従業員割合は、昨年(92.9%)よりわずかに減少しましたが、依然として高い水準を維持しています。この割合が大きいほど、所得が市内での一般消費に使われる可能性が高くなります。