豊岡観光イノベーションはシンガポールを重点市場としてプロモーションを強化します。
シンガポールは、訪日旅行の需要が高まっています。日本政府観光局（JNTO）の統計によると、シンガポールからの訪日外客数は2023年は53万人と、コロナ前の2019年の49万人を超えて過去最高となりました。また、所得の水準が高く（※）、豊岡エリアの資源である温泉、食への関心が高いと考えられます。実際、豊岡市公式外国語サイト「Visit Kinosaki」の2023年度宿泊予約者数TOP10のうち、シンガポールは４位になっています。さらに英語でのプロモーションが可能であることも、今後強化する市場とする理由です。

※英国調査会社ユーロインターナショナルによると、シンガポールの世帯月収中央値は約100万円と所得が高いため、訪日シンガポール人の 1 人当たり旅行支出額は約25万円と、全国籍平均の約21万円を上回っています。

2024年7月18日から21日にかけて、シンガポール市場での訪問先としての認知拡大、豊岡市へのインバウンド観光客の増大を図るため、「豊岡市を含む旅行商品の造成」、「顧客の送客」を促すためにシンガポール旅行会社を招いてFAMトリップを実施しました。

この旅行会社は、高所得者の顧客を持っており、ベースとなるコースをお客様に合わせて、オーダーメイドする商品が主流です

4日間の行程では豊岡市内の各所を案内し、神鍋や玄武洞などの自然、出石そばなどの食、麦わら細工や柳細工などの職人の技といった部分に興味を持たれました。

すでに豊岡を含めた、行程イメージを持たれており、秋以降の送客が期待されます。
実際のツアー造成に繋がるよう、アフターケアに取り組むとともに、シンガポール市場への強化に取り組んでまいります。