2024年10月16日から18日にかけて、英国のメディアを招いてFAMトリップを実施しました。

何か国語にも翻訳され、詳細なイラストや写真で世界中で愛用されているDKトラベルガイドブックシリーズの日本版の執筆取材のために、ライターのレベッカ・ハレットさんが豊岡エリアを訪れました。

実はフリーライターとして、城崎を世界に知らしめたミシュラン・グリーン・ガイド・ジャパン（英語版）の最新版改訂も担当されたレベッカさん。執筆のために城崎を調査しながら「いつか実際に訪れてみたい」と憧れの土地だったとのこと。温泉寺の古刹やロープウェイからの眺めを自分の目で確かめて感激しておられました。

城崎では麦わら細工の箱作り、極楽寺での禅瞑想も体験。麦わら細工に自分でも挑戦することでプロの職人の技術の高さを実感、自作の箱に何を入れようか楽しみにしておられました。禅体験では「心を無にすること」の難しさを感じつつも、わかりやすい禅僧の講話に耳を傾け思索を深めていました。

コウノトリの郷公園ではコウノトリ野生復帰のための豊岡市の取り組みに非常に感銘を受けておられました。レベッカさんの故郷英国は『ピーター・ラビット』の作者ベアトリクス・ポターが始めたナショナル・トラスト運動など一般市民による環境保護運動の先駆国ですが、市や研究施設のみならず農家さんや子供たちまで地域が一体となってコウノトリの野生復帰に取り組み出してきた成果には驚きを禁じ得なかったようです。環境保護に意識の高いインバウンドのお客様にとって、豊岡市のコウノトリの野生復帰への取り組みが大きな役割を果たすことを強く感じました。

今回の取材はDKトラベルガイドの2025年版に反映されます。